西部警察祭り顛末記

2004年12月19日。
都内某所で催された胡散臭い会合で、耳寄りな話をゲット。なんと舘さんの握手会があると言う!
しかし。しかしである。咲良、一身上の都合にて、12月24日には東京を引き払うことになっているというのに、握手会は25日に決行されると言う。ガーンw(゜゜)w咲良行けないじゃん。25日の夕方には、羽田発の飛行機に乗らなくてはならんですよ。
ちょっと悲しい心で帰宅して、某公式サイトに行ってみた。握手会は、25日14時から。抽選の申し込みは21日一杯。行きたい!すんごく行きたい!咲良、決定的に悪いくじ運に賭けてみる事にしました。当たらなくてもともと。当たったら、ちょっと無理してでも六本木に行こう。そう決めて送信ボタンを押しました。
そうしたら。なんと、当たっちゃいました(@o@)・・・これは、神様からの贈り物。東京を離れる咲良に、最後の思い出作りのチャンスをくれたのね。飛行機の時間は16時45分。六本木には15時までしかいられません。もしかしたら、会場に行くだけで握手はしてもらえないかも・・・でも、生の舘さんに逢えるならいい!行くよ、テレ朝!

2004年12月25日。
10時に六本木に着くようにホテルを出たのに、乗るはずだった電車に乗り遅れ。結局、テレ朝に着いたのが10時半。たくさん並んでるんだろうなー、と思いきや、30人くらいしか並んでいません。これはラッキーかも?
寒い中、引越しを手伝ってくれた母と共に並ぶこと1時間半。12時から24日発売のDVDの販売です。当選葉書と引換えに整理券を貰い、DVDを購入。ネットで豪華版を予約してあるにもかかわらず、またもや豪華版を買うバカ(苦笑)整理券の番号は26!やった♪12時50分に整理番号順に並ぶというので、花を買いに出かけました。誰もプレゼントや花を持っていなかったので、手渡せないかもしれないと思いつつ花束を作ってもらい、前夜したためた手紙を差し込みます。
入口付近から整理番号順に5列に並んで待つこと約1時間。前の人が後ろを振り向いて、「降りてきたよ」と言うので後ろを振り向くと、舘さんと若手4人が階段下の特設ステージに勢ぞろい。どうやらリハーサルのようです。舘さんは、ノーネクタイでスリムジーンズにジャケットをお召しでした。もう脚が長くて細くてそそるそそる(爆)若手4人はそれぞれスーツを着用。なんと鈴を片手に「赤鼻のトナカイ」を腰を振り振り歌っています。何なのこの選曲は!と思いつつ、舘さんの後姿に惚れ惚れ。何度か歌ったあと、舘さんを残して若手は階段を上っていきました。一人残った舘さんは、「泣かないで」と「ホワイトクリスマス」を歌っている模様。
と、ここで咲良ちょっと心配になりました。なんせ15時までしかいられません。ミニライブがあるのは嬉しいけど、握手してもらえるかしら?
リハーサルを終えた舘さんが階段を上っていき、また待つこと数十分。ようやく入場です。咲良は、ステージ正面三列目の真ん中。ちょうど舘さんの立ち位置の正面です。これまたラッキー♪ステージの後ろに掲げられたモニターには「西部警察」のDVDの映像が流れます。「危険物持ち込み禁止」「火気厳禁」などと張り出されている下で、大爆発のシーンが映し出されるのが妙に可笑しくて一人笑っている咲良。期待が高まる中、係員から、14時15分開始が告げられます。にゃにおう!?しつこいようですが、咲良は15時までしかいられません。どうなる、咲良。握手してもらえるのか!?
14時15分、女子アナ登場。まずは、ご挨拶。それから徐に、DVDの紹介です。時間が気になる咲良をよそに、DVDのダイジェスト上映です。その後ようやく、「出演者のご登場です!」の声と共に、2階の手すりからシュワワーと白煙が。大きな垂れ幕が下がり、白煙の間から出演者の頭だけが見えます。はっきり言って、白煙も垂れ幕も邪魔です。やーん、舘さんが見えないぃ。ゆっくりと、池田君、徳重君、舘さん、木村君、金子君の順に階段を下りてきます。ステージに勢ぞろいした「新・軍団」の面々。舘さんはお召し替えをして、スリーピースに懐中時計らしき金のチェーンをちらりと覗かせていらっしゃいます。
まずは舘さんからご挨拶。昨年の事故に対する謝罪とDVD発売にいたった感謝を述べられます。続いて池田君、徳重君、木村君、金子君の順に一言ずつ。事故を起こした池田君は、責任を感じたのか神妙な面持ちでした。木村君はシャイなのか、「DVDを宜しくお願いします」くらいしか言いませんでしたね。
若手4人がステージを降り、女子アナが舘さんにインタビューを始めました。DVDが24日に発売され、クリスマスに「西部警察祭り」が行なわれることについて、舘さんに感想を求める女子アナ。クリスマスに舘さんに逢えるファンは幸せだけど、クリスマスに働いている舘さんのことを考えると内心複雑な咲良。ホントは親方と奥様と過ごしたいんじゃないかしら・・・。クリスマスの思い出を尋ねられて、「何もありません」とおっしゃる生真面目な舘さん。「そこを何とかひねり出して」と促され、ぽつぽつと、「僕はとてもイギリスが好きで、友達もたくさんいるんですが」と話し始める舘さん。「日本の若い男の人は、若い女の人を何とかしようとして色々されますが、イギリスでは今頃の時間にパーティーを行なって、シャンパンに寄っているころですね」女子アナに「シャンパンを飲まれるんですか?」と聞かれ微苦笑を浮かべる舘さん。「僕のクリスマスの思い出は、イギリスのクリスマスですね」とおっしゃる舘さんに、「クリスマスにこうして皆さんと過ごせるのはいかがですか?」と畳み掛ける女子アナ。「これからは、これがいい思い出になりますね」と無難に答える舘さん。
「それではここで、舘さんといえばこの曲ですよね」と、ようやくミニライブ突入です。まずはお約束の「泣かないで」。生で聴くとむっちゃいいです。次に、「生まれて初めて人前で歌うんですが」の前置きの後、「ホワイトクリスマス」を熱唱。舘節が効いていてなんとも言えません(*^^*)最後に、「これからうちの若いのが扮装をして出てきますが」とおっしゃると、白い風船が降ってきて、サンタクロースの扮装をした若手4人が鈴を手に手に再び登場。5人で「赤鼻のトナカイ」を合唱です。スタンドマイクに2人ずつ着いた若手4人を尻目に、舘さんはマイクを片手にステージをあちらこちらへ・・・ファンサービスです。歌いながら、舘さんが手で被り物を要求するジェスチャーをするので、なぜかトナカイの被り物を想像してたじろぐ咲良。手渡されたのは赤いサンタ帽で、ちょっと安心(笑)サンタ4人の中でスーツ姿の舘さんは微妙に浮いていましたが、サンタ帽を被るとまたなんとも言えず・・・。照れ臭いのか何度も被りなおす舘さん。それでも結構ノリノリで歌い終えると、女子アナから「結構練習されたんですよね」と言われ、「ホントはステップを踏みながら歌うはずだったんですが、歌い始めると僕は頭から飛んじゃって」とまたもや苦笑。サンタの扮装をしたことについて感想を求められた金子君は、「イタイです」と本音がポロリ。舘さんは、「これが最初で最後でしょう」と。「還暦みたい」ともおっしゃっりながら、白いボンボンのついた帽子の先端を顔の前に垂らしたりして、お茶目なところを演出。「もう一回やります?」との舘さんからの提案に、会場から拍手。「今度は皆さんご一緒に」と言うことでファンも一緒に大合唱。舘さんは一回目以上にノリノリで、思い出したようにステップを踏んだりして、ご機嫌な舘さん。
ミニライブも無事終了し、とうとう握手会に突入です。順々にステージに上がり、池田君、徳重君、舘さん、木村君、金子君の順に握手をしてもらいました。花束を差し出すと、舘さんは「何?くれるの?」と笑って受け取ってくださいました。あとからもっと色々お話すればよかったと後悔したのですが、生の舘さんに至近距離で向き合うと舞い上がってしまい、「いつも見てます」などとファンなのかファンじゃないのかわかんないようなことを口走るだけの咲良。舘さんは、「そう。ありがとう」と笑ってくださったけど・・・。握手はほんとに一瞬のことでしたけど、舘さんの手は大きくて暖かくて、とても優しい眼をしていらっしゃいました。木村君と金子君には悪いけど、正直、握手したくなかったな。だって舘さんと握手した手だったんだもん。ちゃんと握手しましたけどね。
ステージを下りるとお土産のポスターと飛騨ラーメンと十勝おはぎの入った袋を貰って会場を後にしました。外に出て、入場前に並んでいた辺りに行くと、握手をする後姿が見えたので、15時ぎりぎりまで粘ってガラスに張り付いていました。正直、握手会の終わりまで見届けたかったのですが、そんなことをしていたら飛行機に置いて行かれてしまうので、泣く泣く、近くの喫茶店に待たしてあった母と合流して六本木をあとにしました。
夜、実家に帰って十勝おはぎを、舘さん流に、外側のあんことご飯をちょっぴり食べました。咲良、小豆がダメなんです。舘さんは逆で、おはぎを丸ごと食べると一個しか食べられないから、外側ばっかり食べて、二、三個召し上がるそうです。咲良と一緒に食べると綺麗に片付いていいのになー。咲良ご飯だけでいいもん(妄想)
と言うわけで、最後の最後に最高のクリスマスプレゼントを貰って、東京を離れた咲良でした。

2005.1.5

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